中学生へ 花さん

中学生へ 〜先輩からの言葉〜

このページは進学や将来のことで悩んでいる中学生やその保護者の方、先生に対して大通高校生が伝えたい事、その想いを語った文章を掲載しています。

中学生に向けて

平成21年度入学生 花

この学校に入ってうれしかったことは、「好きなことをしろ」と言ってもらったこと。
特に問題も起こさず、学校にそんなに不満もない。だけど何の色も見えなかった中学時代。みんなが同じ色に見えたし、その中にいる私もやっぱり同じ色に見えるのだろう。学校に行けば友達もいるし、授業はめんどくさいけど先生と話すのも楽しい。可もなく不可もなく、いわゆる"普通の中学生"。こんなのは嫌だ!つまらない!って思っていてもなかなか現状を変えられなかった。

高校のことを考える時期になったって「友達と同じところに行くんだろうな」くらいにしか考えてなかった。優柔不断な私は、こんなの!って思っていてもなんだかんだ自分の知った日常が変わることを怖がっていた。
大通高校に行くことを考えたのも、友達が行こうかなと言っていたのを思い出したから。それまで全日制の学校に行くといっていた私の急な変更を聞いて、資料集めやらなんやらと動いてくれた中学の担任の先生にはすごく感謝している。入学願書の締め切りギリギリでの変更だったこともあって、本当に迷惑をかけた。でもそのおかげで、私の人生が動き出したような気がする。というか、動き出したのだ。
大通高校に行くと決めてから急に世界に色がついたような気持ちになった。前よりもはっきりと、私の色が見える。私のやりたいことがわかる、がんばれる。そんな気持ちになった。だけど、不安もあった。"定時制"、そのことが引っかかっていた。友達にもなかなか『大通高校に行くことにしたんだ』とは言い出せなかった。

だけど、今はそんなことは気にならないくらい楽しい。胸を張ってこの学校が大好きだと言える。
だから、もし、この学校に来ることや進路に悩んでいる人は大通高校に一度相談に来てみてください。そして、そうやって自分のために悩むことも自分の人生の第一歩だと思ってください。